リハビリテーション科


―お知らせ―
平成20年6月より回復期リハビリ病棟におけるリハビリが
365日体制になりました!!
リハビリテーション専門医より
リハビリテーション医学会専門医 坂本己津恵

 当院の回復期リハビリテーション病棟では、患者様一人ひとりの状態に合わせたリハビリテーションを行い、患者様が機 能を回復し、より良い生活を送れるようになることを目指しています。障害の軽重を問わず、患者様にとって最も良いと思 われるケアや訓練、そして生活全般の援助を行うためスタッフ一同誠心誠意励んでいきます。そして何より、回復の喜びを 患者様や家族様とともに分かち合えることを、一番の励みとして日々がんばって参りますので、何卒よろしくお願い申し上 げます。
リハビリテーション科スタッフ

笑顔で明るい雰囲気作りを心がけ、患者様・ご家族様に信頼され、より良いリハビリを提供できるようにスタッフ一同がん ばっております。
現在
リハビリテーション医  1名
理学療法士 21名
作業療法士 15名
言語聴覚士 2名

H24年度リハビリ科スタッフ


理学療法とは
歩行練習運動療法・物理療法・日常生活動作訓練により、基本的動作能力(起き上がる・座る・立つ・ 歩くなど)の獲得を目指します。
作業療法とは
学習療法日常生活の諸動作(食事、着替え、排泄、入浴など)、仕事・家事など生活全般に関連した動作の獲得を目 指します。
言語聴覚療法とは
言語療法の評価用
 
具言語障害や聴覚障害、食べることの障害(摂食・嚥下障害)のある方に対して、実用的なコミュニケー ション能力の向上を目指します。
施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)


回復期リハビリテーション病棟における関わり
カ
 
ンファレンス風景
■カンファレンス
患者様ごとに、定期的に各スタッフが集まって合同カンファレンスを行います。情報を共 有し、患者様の変化に合わせて治療プログラムの変更などについて話し合い、患者様一人ひとりの状態をスタッフ全体で把 握できるようにしていきます。
ADL
 
練習(箸動作)
■日常動作(ADL)練習
在宅復帰に向けて、個々に合わせたADL(日常生活動作)練習を取り入れ、家族様にむけ て適切な介助方法を学んでいただきます(例:起き上がり、更衣、移乗動作、トイレ動作、整容、歩行など)。
装具調整
■装具療法
医師、理学療法士、作業療法士、義肢装具士が連携し、装具の製作・修正を随時行ってい きます。

■VF(嚥下造影)検査
食べ物が気管に入っていないか(誤嚥、食物残留等)、安全に飲み込みが出来るか(摂取 方法)、飲み込みの様子をレントゲンの透視検査を利用して、外からでは判断できない飲み込みの問題を検査します。検査 結果をもとに改善に向けた効果的なリハビリテーションを行います。

■住宅評価
在宅復帰される予定の患者様には退院前にご自宅へ訪問し、必要に応じて住宅改修のアド バイスを行います。その際にはケアマネージャーにも同伴していただき連携をとりながら住みやすい環境づくりを目指しま す。
通所リハビリテーションにおける関わり
立位練習
■ケアプランとの連動
定期的に評価を行い、ケアプランの目標に沿ったプログラムの作成・変更を随時行なって いきます。
関
 
節可動域運動
■ホームプログラムの指導
現在の機能維持・向上のために、在宅で行なえるプログラムを作成し、指導を行ないます 。
言語療法
■言語聴覚士による
言語療法、摂食・嚥下指導   
コミュニケーションや、摂食・嚥下でお困りの方に、言語聴覚士が評価や指導、助言、そ の他の援助を随時行っていきます。
装具の調整
■装具の調整
入院時に製作した装具は、退院から月日が経過すると目的に合わなくなっている場合がみ られます。 通所リハビリテーションをご利用時に装具の定期チェックを行い、修正と再製作のアドバイスを随時行っていきます。
測定器
■生活習慣病に対する関わり
運動療法等を理学療法士が行っています。 加速度計等を用いた身体活動量評価に基づいて、運動に関するアドバイスを行います。
リハビリテーション科内勉強会(職員研修について)
■研修を積極的に行っています!
よりよいリハビリが提供できるよう、定期的な勉強会の開催や、 外部研修への参加や、学会発表を推進しています。
勉強会の風景1 勉強会の風景2
■平成23年度勉強会報告
 4~5月:新人研修
  6月~:定例勉強会・症例検討

 外部研修・各種学会への参加を推進。

■最近の主な学会発表実績
平成21年度
PT 木村圭佑 「回復期リハビリ病棟における
週7日リハビリ導入後のアウトカム検証」
第44回日本理学療法学術大会
PT 木村圭佑 「回復期病棟退院時FIMによる
介護保健サービスの利用状況」
第1回藤田リハビリテーション関連施設臨床研究会
PT 木村圭佑 「当院における糖尿病療養支援チームの取り組み
―理学療法士としての関わり―」
松阪地区糖尿病連携セミナー2009
PT 木村圭佑 「回復期病棟退院後の介護保健サービスの利用状況と
フォローアップ効果」
平成21年度第3回南勢地区脳卒中フォーラム
PT 岩田研二 「脳卒中片麻痺患者の排泄動作自立の検討
―動作遂行時間、持ち替え回数に着目して―」
第44回日本理学療法学術大会
PT 石坂知香 「当院のシーティングプロジェクトの取り組み」
第5回シーティング・シンポジウム
PT 倉田昌幸 「立位バランスの判別尺度(Standing test for
imbalance and disequilibrium:SIDE)の有用性の検討」
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
第15回研究大会イン静岡三島
PT 濵瀬貴子 「立位バランスの判別尺度(Standing test for
imbalance and disequilibrium:SIDE)の
有用性の検討~第2法~」
第21回三重県理学療法学会
PT 山崎年弘 「脳卒中片麻痺患者における排泄動作の検討」
第21回三重県理学療法学会
PT 古田大貴 「回復期病棟入院患者の呼吸機能の特性」
第21回三重県理学療法学会
OT 渡邉佐知子 「左片麻痺を呈した症例の経過と退院後の現状」
第21回三重県作業療法学会
OT 松浦千佳 「回復期リハビリ病棟退院後の
介護保険サービス利用状況」
リハビリテーション・ケア合同研究大会広島2009
OT 松浦千佳
(倉持直子)
「認知症リハープログラムの検討ー」
第5回東海・北陸ブロック老健大会
OT 大倉由加 「股関節離断患者の在宅復帰へのアプローチ」
第21回三重県作業療法学会
OT 鬢崎真美 「重度感覚障害・伸展パターンを呈した
橋出血患者の在宅復帰へのアプローチ」
第21回三重県作業療法学会
OT 森山深春 「脳梗塞再発によりパーキンソニズムを呈し、
自宅復帰した症例」
第21回三重県作業療法学会
平成22年度
PT 木村圭佑 「糖尿病療養支援チームにおける理学療法士の
活動報告」
松阪地区糖尿病学術講演会
PT 木村圭佑 「理学療法士による運動療法指導を行った症例の報告」
第23回南勢地区糖尿病チーム医療研究会
PT 木村圭佑 「回復期病棟退院後のADL経過と介護保険サービスの
フォローアップ効果の検証」
第2回藤田リハビリテーション関連施設臨床研究会
PT 木村圭佑 「リハビリテーションスタッフにおける連携の実践
-松阪・多気地区における取り組み-」
第27回三重県地域医学研究会
PT 木村圭佑 「加速度計を用いた運動療法指導」
第7回糖尿病チーム医療研究学術講演会
PT 岩田研二 「脳卒中片麻痺患者における排泄動作の検討
-重心動揺計を用いて-」
第45回日本理学療法学術大会
PT 片桐辰徳 「Dynamic Gait Indexの当院回復期病棟
歩行自立度判定としての有用性」
第26回東海北陸理学療法学術大会
PT 河村樹里 「脳卒中片麻痺患者における排泄動作の
遂行時間とバランス能力の関係」
第26回東海北陸理学療法学術大会
PT 河村樹里 回復病棟入院患者の呼吸機能の特性
~ADLと移動自立度に着目して~」
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
PT 倉田昌幸 「脳卒中片麻痺患者におけるバランス能力の検討
-下肢Br.stage別の検証-」
第2回ニューロリハビリテーション学会学術集会
PT 白井瑞樹 「回復期リハビリテーション病棟における
脳卒中片麻痺患者の自宅復帰に影響する因子の検討」
第26回東海北陸理学療法学術大会
PT 杉浦徹 「退院時FIMと入院時の家族意向に着目して
-回復期リハビリテーション病棟脳卒中患者における
転帰先の動向-」
リハビリテーション・ケア合同研究大会・山形2010
OT 岡道生 「維持期の脳卒中患者に対する痙性アプローチ」
第10回東海北陸作業療法学会
OT 渡邉佐知子 「脳卒中片麻痺患者におけるトイレ動作訓練の検討
-実動作と模擬動作の比較-」
第10回東海北陸作業療法学会
OT 増田尚美 「当院回復期入院患者におけるADL獲得時期の検討
-退院時ADL獲得時期に着目して-」
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
第17回研究大会
OT 杉野美里 「既往に脊髄損傷を有し、頭痛後廃用症候群を呈した
症例の在宅復帰に向けたアプローチ」
第22回三重県作業療法学会
OT 杉野美里 「認知機能評価が予後予測に与える影響について」
第22回三重県作業療法学会
OT 藤本恵加 「当院回復期リハビリ病棟の特徴
-全国データとの比較から-」
リハビリテーション・ケア合同研究大会・山形2010
OT 松浦千佳 「既往に脳出血後遺症があり、右大腿骨頚部骨折受傷された
症例のADL病前レベル獲得に向けたアプローチ」
第22回三重県作業療法学会
OT 清田直樹 「体幹筋へのアプローチにより座位保持に
改善がみられた症例」
第22回三重県作業療法学会
ST 鈴木啓文 「なぜVFと食事とでトロミの具合が異なってしまうのか
-試験管傾斜法での検討-」
第18回日本慢性期医療学会
平成23年度
PT 木村圭佑 「スマートフォンを利用した運動療法指導の導入に
向けた取り組み」
松阪地区糖尿病セミナー in 2011
PT 岩田研二 「麻痺重症度分類による脳卒中片麻痺患者の
排泄動作能力の検討」
第3回藤田リハ関連施設臨床研究会(FRCRC)
PT 山﨑年弘 「脳卒中片麻痺患者における排泄動作の検討」
~下肢stageIIIに着目して~
第46回日本理学療法学術大会
PT 岩田研二 「麻痺重症度分類による脳卒中片麻痺患者の
排泄動作能力の検討」
第43回藤田学園医学会学術発表
PT 杉浦徹 「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の
自宅復帰に影響する因子の検討-入院時における退院先の
家族意向と入院時FIMに着目して-」
第46回日本理学療法学術大会
PT 杉浦徹 「脳卒中患者における退院時FIM低得点者の
自宅退院に関する因子の検討」
リハビリテーション・ケア合同研究大会くまもと2011
PT 望木敬太 「脳梗塞左片麻痺を呈した症例
-在宅復帰に向けて-」
三重県理学療法士会第1回中勢ブロック症例検討会
PT 中井貴大 「Th11破裂骨折を呈したパーキンソン病患者
-自宅復帰後の移動手段の獲得に向けて-」
三重県理学療法士会第1回南勢ブロック症例検討会
PT 舘友基 「体幹失調を呈する急性小脳炎患者
-体幹失調に対するアプローチについて-」
三重県理学療法士会第1回南勢ブロック症例検討会
PT 舘友基 「脳卒中片麻痺患者のFunctional Reach Test
における動作戦略の検討」
第23回三重県理学療法学会
OT 森山深春 「当院の車椅子環境について
-車椅子の種類・入院患者の座位能力に注目して-」
第19回慢性期医療学会
OT 佐野佑樹 「トイレ動作介助量軽減に向けたアプローチの試み
-脳梗塞によりPusher現象を呈した症例-」
三重県作業療法士会 第3回現職者共通研修

リハビリテーション科へのお問い合わせ: shoutoku.riha@kagoya.net